アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

パウロ・コエーリョ

この人はブラジル人作家で、私も大好きな本『アルケミスト』を書いた人だけど、最新作を出した。まだ日本語にはなってないけど、売れ行きがすごいらしい。《今年3月の発売開始から、ブラジルの出版社はこれまで初版で32万部を発行した。本国ブラジルの国民一人当たり平均年間読書量が1.8冊という数字を考えると、いかにケタ違いにすごい売れ行きかがわかる。ちなみにブラジルでは新刊初版の平均発行部数はせいぜい3000部程度。》

・・・さて、この元ネタは雑誌記事なんだけど、それを読みながら考えた。

人気の凄さは想像できるけど、数字は単純に鵜呑みにできない。思わず32万部と1.8冊と3000部を比較しそうになるが、それって意味あるのかな?この出版社の今回の発行部数って、ブラジル国内だけに流通させた部数とは限らない。逆に、①国内読書市場は明らかに大きくないと分かっている、②世界的な人気作家の最新作、であれば販路は海外中心で考えて当然だし。深読みしすぎ?

数字で表すって説得力あって妙に納得しちゃうから面白い。

例えば、日本国内で“結婚した数”と“離婚した数”を比較すると、“結婚:離婚=3:1”になるらしい。これ感覚的に、え?多すぎじゃん?と思うがホントなんだって(って車の中でラジオが言ってた)。じゃ3人に1人は離婚してるってこと?いやいやそうじゃない。一人で何回も結婚してる人もいるからね。オレの小学校の友達でもバツ2が4人いるし。


いずれも本当のところはどうなんでしょう?