会社支給のDELLラップトップがあまりにも重く、タイヤのついてるかばんを買った。サムソナイトは誰でも持ってそうで、それだけは避けたかった。Mr.Standardになるのだけは避けたい。しかし選択肢があまりなかったので、仕方なく買った。

DELLにはDELLのパソコンかばんがついてはいた。ただし本体もでかければ、かばんもでっかい。電源ユニットもでかい、ドッキングステーションもでかい、アクセサリーもでかい。そんなにたくさんの、かつ重いものが、ひとつのおっきなかばんに入って渡された。しかも肩掛け。そんなもん持って歩けないよ、ドイツ人じゃあるまいし。

そういう訳で、来たときよりも、かばんが二つ増えた。どちらも大きい。書類もある程度持って帰るので、重い。


前置きはこれくらい。
ところ変わって、Frankfurt空港チェックインカウンター。
荷物を預けようとおもったら、大幅に重量オーバー。


カウンターの女性:800Euro払うか、中身を捨てるか、選んでください。
私:(日本円で10万円以上じゃん。)お金は払いたくありません。中身捨てるもなにも、大事だから持って帰ってるんです。中身を機内持ち込みバッグに入れ直します。
カウンター:あなたはすでにかばんを2つ持ってますね。機内持ち込みは1つまでです。
私:さっきの方は、2つでもいいって、言ってましたけど。
カウンター:いいえ、ひとつです。それに見た感じ大きくて重そうです。そこに荷物を入れても、今度はそちらが重量オーバーです。機内持ち込みは8kgまでです。それを注意事項として残しときますから。(端末になにやら打ち込んでいる)
私:仮に私のが重量オーバーでも、他の人は少ししか持ってません。トータルでフライトに影響ないでしょ?
カウンター:預ける荷物は20kgまで、機内持ち込みはひとつのみ、8kg制限。それを超えると追加料金を頂きます。あなたの場合、800Euro。あなたの後ろには列ができています。どちらか決めてください。
私:(それはさっきから聞いてるよ)ありがとう。では中身をゴミバコに捨てますのでスーツケースを返してください。チャオ。


気を取り直して、中身そのままで、もう一度列に並びなおし、別カウンターで、何の問題もなく円満に荷物を預けた。

ふう。やれやれ。余計な手間と時間をかけてしまった。
あやうく、この航空会社を二度と使うまいと、心に決めてしまうとこだった。