大切なもの

市役所に印鑑を持って行きました。
認印で良いとのことなので、その辺に置いてあった印鑑を持って行きました。
ありがちな安いプラスチックケースに、印鑑一本とちっちゃな朱肉が入ってるやつです。
おそらく現存する最古のものだと思われます(大げさ?)。
その証拠に、縁が大きく欠けています(使って良いのか?)。


何年も使ってないのに、まだ朱肉が乾いていないのは意外でした。
そのかわり、そのスポンジ(のようなもの)自体が劣化していました。
つまり、湿ってはいるもののスポンジ(のようなもの)はボロボロ。
そうするとどうなるかというと、ハンコを押し付けると、朱肉がハンコに押し付く。
朱肉から離すと、劣化してモロモロしたやつがハンコにひっついてくる。
そして、ハンコに刻まれた私の名前の隙間が埋まってしまった。。。


まいっか、とりあえず押してりゃいいっしょと思ってたら、
あ、ハンコ要りません、印鑑じゃなくて免許証ありますか?だって。
この状況を見ていたのか見ないフリなのか、窓口担当者。
こっちのショックをそっちのけ、テキパキと冷静に対応いただきました。


もちろん、その印鑑は大事にしまっておきます。
あのケースに入れて。