かたちを縦横に編んだ本

かたち誕生―図像のコスモロジー (万物照応劇場)

むかしむかし買っていて、そのころ斜め読みしてもさっと通り過ぎちゃったことが、今同じように斜め読みすると色んな別の味がすることってあるよね。
これもそう。
その当時は、なんだか知らないことを真面目に書いている不思議な本、という印象だったけど。その不思議さが魅力的で、本棚の微妙な位置に立ってた。


かたち、宇宙、宗教、文化を紐解いて、また編み直していて、杉浦さんの立ち位置や視点が面白い。
話のつなぎ方も、なるほどね〜と思った。
編集の仕方が理性的なんだな。論文のような、わかりやすくロジックでつながってる感がある。


かたちを見る時に、それからかたちを作るときに、一段奥深くなるかもしれません。